2、メッセージウィンドウがほしい! 〜メッセージウィンドウ表示〜
1の最後で、メッセージウィンドウの場所にあってていいかもね、と言ったくせに、メッセージウィンドウが出てこないんですけど! と言う声が聞こえてきそうです。 ということで、このコマンドでは、メッセージウィンドウを表示するコモンイベントを作りましょう。名付けて「メッセージウィンドウ表示」。 そのまんまな名前は放っておいて。 このイベントでは、 ・メッセージが表示されている場合に、その下にウィンドウ画像を表示 したらいいわけですね。 場合分けをしているわけですから、それにあった変数を探すか作らないといけませんが、また変数操作で、システム変数の欄をグルグル下にカーソルして見ましょうか。「メッセージ表示中?(1=ON)」 という、そのままずばりな変数がありましたね。 これを使って条件分岐をつけましょう。 ・システム変数「メッセージ表示中?」が 1の場合、 ⇒ウィンドウベースを表示。 それ以外の場合 ⇒ウィンドウベースを消去(しないと、表示されっぱなしなって見にくい) 動作時は、メッセージが表示されるなら、いつでも動作してほしいと思われるイベントなので、いっつも(並列実行「常時」)です。 ウィンドウベースを表示するときは、お手軽ウィンドウを使うと楽ですねって、私が言わなくてもハカセがサンプルゲームで言ってますね。実はこの機能と、文字列ピクチャはツクール2000にはなく、ツクール2000のユーザーはメニューを自作する場合、文字に対応したピクチャを一枚一枚作らなきゃいけませんでした。 また、ここら辺からピクチャ表示の番号管理がいります。コメント機能を使ってはじめの方に書いておくと、忘れたときも安心ですね。 おまけ 顔グラフィック表示について あと、このコモンイベントにもうちょっと工夫すると、顔グラフィックまたは立ち絵の表示ができます。おまけですけど、赤字だけは絶対に覚えておいてほしい処理です。 @を使った場合だけ教えます。それ以外は自分で組まないといけませんので、面倒なので省略します。 @はこのマークの後の半角数字を、システム変数0番:顔グラフィック番号に代入するコマンドなんですよ。ですから、@を使った場合は、ウィンドウベースの表示した後に、システム番号、顔グラフィック番号が1以上の場合(0は初期値なので、何も表示しないようにしましょう。いや、いつも主人公の顔を出していたかったら止めませんが)、そこに登録されてある画像をメッセージウィンドウの上に表示するようにすればいいんです。 DBに登録した画像の表示の仕方は、これからかなり使う作業ですから、教えます。 DBに登録した画像を表示するには、DB操作で文字列にファイル名の文字列を代入した後、その文字列によるファイル読み込み指定で、ピクチャを表示すればいいんです。 しかし、毎回同じデータ番号、内容番号から文字列読み取るならいざ知らず、内容番号やデータ番号によって場合分けをしていたら、コマンドをいくら入れても足りません。 ではそこで、変数の出番です。 DBで読み取るデータ番号、および内容番号に変数を入れてあげれば、直前に変数を変えてあげるだけで、場合分けをしなくてすみます。 ここだと、システムデータベースのデータの数だけ場合分けする必要があるので、システムDBから顔グラフィックの読み取り名を文字列変数に代入する前に、顔グラフィック番号をコモン変数に代入、「コモン変数の数字」番のデータ(の内容)を読み取るようにすればOK.他の場合でも同じ考え方をするので、理解できなかったら何回でもここに返ってくるか、サルディタを読みましょう。 位置の基準を右下にしておけば、立ち絵が来ようが、顔グラが来ようが大丈夫ですね。 自分で、何文字目でグラフィックとかぶるか覚えておいた方がいいと思いますよ。 さて、テストプレイをしてみましょう。上手く表示されました? エラーが起こった場合は、「エラーコレクション」または、マニュアルの関連事項を熟読する習慣をつけましょう。他人に投げちゃいけませんよ? 前の項目へ 講座トップへ 次の項目へ
|