9、バトル編1 コンセプトとリストアップ 

 よし、戦闘行きますよ戦闘! やっぱ、自作戦闘は、ゲームの華ですよね!
組み立てるの大変ですけど、その分、プレイヤーは(バクが出なければ)感動します。

最初に、どんな戦闘を作るのかコンセプトを立てましょう

・戦略性が多様だ
・運任せが面白い……

あ、定義そのままなのじゃなくて。

・何対何の戦闘か。(タイマンかチーム戦か)
・アクティブタイム制なのか、ターン制なのか
アクティブタイム制の場合、その表示をどうするのかも
重要。
・コマンドは?
 (普通の選択式もあれば、「○ケモン」(あ、そういや新作出るんですね!)式の4つの技(制限付き)、カードから選ぶ(「女神の涙」)式、1ボタンで直接コマンド入力、敵を説得(「●神転生」)など、キャラクタ独特のコマンドがあったり……)

  と言うシステム的なお話です。ダメージ式はもう考えておいてくれているはずですよね。
こういった、システム的なことの次に、表示処理的なお話を考えます。

・表示はサイドビューかフロントビューなのか

(ウディタ周辺のネットの素材では、フロントビュー用の戦闘アニメはたくさん、サイドビューは少なめ。でもだいたいの場合、フロントビューの戦闘アニメを使っても違和感は出ません。
敵キャラグラフィックはフロントビューもサイトビューもたくさんあります。詳しいことは、ウディタの公式サイトの画像素材リンクを見てみてください。
全自作する場合、サイドビューとフロントビューの差は、戦闘アニメを表示する座標と、必要な主人公のグラフィックパターンの量しか違いません。本当にかっこよくアニメするサイドビューのためには、画像が基本システム的フロントビューの10倍は必要)

・上に関連して、攻撃の時、主人公達は動く?
・エンカウント発生時のマップ後ろに表示しながら戦闘する? それとも、他の場所へ行く?
・コマンド選択表示普通の選択肢? リング式? ●ラクエみたいな長方形の左上左下、右上、右下式?  

ということを考える必要も出てきます。

それじゃあ、発想が終わったら、ノートか画像編集エディタに、スクリーンショット予想図を書いてみてください。
 ノートならば左のページがいいですね。そのとき、できればグラフ用紙か方眼紙の20×15ものに書いておくといいです。一般的な一画面のマス数がそれですから。
アクティブタイムバトルなら、順番を示すのは一人一人のゲージなのか、行動値を引いていって……と言う処理の結果を上に表示なのか、とか、夢が膨らむと思います。

最初に、必要な変数は全てメモりましょう。

・主人公のパラメータ
(HP、MPと言った項目も全部。ATBバトルなら、行動順を制御する変数も考えること)
・敵のパラメータ(同上……)
・主人公達のいるおおよその位置
xy座標でメモること。マス目で数えていったら、そのマス目の一番左上は(16×(列数ー1),16×(行数ー1))です。その際、味方は左上でも中央でもいいけど、敵は左下にするといいです。敵グラフィックの大きさはまちまちな場合が多いので、一番表示したときのダメージが小さいのは左下なはず)
・敵のいるおおよその位置(同上)
・一戦の間で戦闘する味方の数
 ゲーム中で、最大数です。変数をおく都合上、途中で増えるとギャアな事態になるので、ここできめてください。減らすのはいいですが、増やすのはアウトです。いや、可変DBに代入する!っていう場合ならかまわないですが、それでもイベント組んだ後にずらすのは悲鳴が出るほど……。)
・一戦の間で戦闘する敵の数(同上)
・MP、HPを表示する場所およびその方法
(基本システムみたいに、バーを併記するかどうかとかですよ)
 絵を書いた以上、折角なので、何枚絵があるか(文字含む)を数えておいてください。

 味方、敵のグラフィックは当然ながら、アイコン、ステータスの表示(行ごとに分けるか、全部一辺に行くかはおまかせします。)、ステータスの後ろのウィンドウ、背景、メニューとその後ろのウィンドウも数えてください。
また戦闘アニメと状態異常を表すグラフィックも、敵と味方の分ずつ上の方に足しましょう。同時にいくつかなるんだったら、最大でかかる状態異常の数だけ掛け算式で増やしてください。
そして、重なったときにしたにあるものから順に、自然数で番号をつけておくとぐっと楽になりますよ。いつぞや、DBのタイプと内容番号メモったら楽って言ったのと同じ理由で。

おまけ

ここまで決まった段階で、ピクチャ表示の実際の座標を表示だけ確かめて、「本当にこの座標でいいか」 決めておいた方がいいです。  バトルイベントはたくさんのコモンイベントを連続的に使用するので、デバッグが大変になると思います。ピクチャの表示位置にかまっている場合ではないというか、そこだけは切り離して確認できるので、先にやってしまった方が楽。

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